ドロップシッピングとは、商品の在庫を持たずネットショップが運営でき、注文が入ったらメーカーなどから直接商品の発送をする仕組みの事です。十数年前の一時期は盛り上がったネットビジネスですが、最近ではすっかり衰退してしまいました。
私がドロップシッピングの事を知ったのは実は情報商材から知りました。私が最後に買った情報商材なのですが、その情報商材のタイトルは「簡単にネットショップを作り稼ぎましょう」みたいなタイトルでした。確かにドロップシッピングプロバイダー(DSP)に登録すれば簡単にネットショップが作れました。ですが作っただけでは誰もネットショップに見にきてくれません。なのでネットショップを宣伝するわけですが、情報商材に書いてある宣伝方法では全然集客できませんでした。その情報商材の内容を一応以下に書いておきます。
Googleで「ドロップシッピング」と検索するとドロップシッピングプロバイダーが表示されます。
登録したらネットショップを作成するサービスがあるので、そのサービスを使いネットショップを作成する。
自身のブログなどを使いSTEP2で作成したネットショップを宣伝する。
以上です。
はっきり言って、上記の方法では全然売り上げはありませんでした。そもそもパソコン初心者からしたらブログはともかくメルマガはどうやってするのだろうという感じです。今となっては分かるのですがネットショップは画一的に作成されたサイトでは言うまでもなく差別化できず、やはり独自の特色をもったネットショップを作成しないといけないという事が分かりました。
ちょっと本記事の主旨と逸れた話になったので本題に戻しますが、ドロップシッピングが衰退した主な要因はドロップシッピングプロバイダー自体が利益があまり出ない事でしょう。大手のドロップシッピングプロバイダーであった もしもドロップシッピングも2020年4月末でドロップシッピング事業を終了してしまいました。もしもドロップシッピングの会員数は2019年9月時点で56万人以上もいたのにドロップシッピング事業は終了してしまいました。おそらくですがドロップシッピング事業が経営的に不採算事業だったのではと推察します。またネットショップ運営側としてもドロップシッピングは全般的に仕入れ値が高く、Amazonや楽天市場・ヤフーショッピングのショップと戦うにはどうしても販売価格を抑えれなければならないので、1つの商品ごとの利益が薄かったのではと思われます。そのためドロップシッピングサービスを使っていた有力なショップはAmazonや楽天市場に流れていったのではと思います。Amazonや楽天市場の方が同じショップを運営するにしても断然利益が大きいからです。そうなるとドロップシッピングの会員は弱小ショップしか残らずドロップシッピングプロバイダー側としてもさらに売り上げが減少し皆が思っている以上に赤字だったのかもしれません。
ドロップシッピングの衰退は、時代の流れが速いIT業界の一つの象徴だと思います。
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